底地借地のおはなし

底地借地権に関するこれまであった相談やお悩みから学ぶことで人生がハッピーになる方法

借地権の買い取りに不動産会社をいれたが、なかなか進展しない

底地借地の知識・経験豊かな不動産会社

底地借地のプロ

不動産会社に依頼した借地権の買取り。

借地権の買い取りに不動産会社をいれたが、なかなか進展しない。
借地人さんや地主さんのなかでも、不動産会社のかたは借地や底地についても詳しいと思い込まれているかたがおられます。しかしながらどの不動産会社も借地底地のプロといえるかというとそうではないのが現実です。

ある借地人さんが相続を期に使っていない借地権付き建物を整理しようとして不動産会社に間に入ってもらい相談をしてもらっていたのですがいっこうに交渉がすすまない。業を煮やして私共に相談にいらしたのが始まりでした。

お会いして詳しく説明をきくと、ご両親が亡くなり、自分の代になった、だけれどその借地権付き建物は使用していなかったのでいっそのこと地主さんに買い取ってもらえないかと思い知り合いの不動産会社に相談にいきました。担当者の方も「わかりました!」と早速交渉しに行ったようですが、その後一向にうんともすんともいわないとのこと。

地主さん側もその話をきき、借地権を買い戻してもよいと思い、地主さんは以前からお世話になっていた税理士さんにこのはなしを相談し税理士さんの知り合いの不動産貨車が窓口となってお互いに話を進めるようにしたそうです。お互い立てた人が底地や借地の経験が無かったようで話が途中で止まっていたようです。その後連絡がなかったよとのこと。

借地人さんの代理の不動産会社は、更地価格が坪あたり@100万で土地は100坪なので一億です。その土地の借地権割合は借地人さん:地主さん7:3なので7000万を目安として、この金額を提示金額として譲らずに交渉していきましょうという内容だったそうです。

 

不動産会社すべてが借地底地に詳しいわけではありません。


不動産会社のどちらかが詳しければこんな事にならなかったのかもしれませんが、手数料商売の不動産屋さんはなるべく高い金額でうりたいことと、借地底地の相場を知らなかったあまりに結局交渉は決裂、その後報告もない状態になってしまったようです。

そこで私共が状況を双方に説明し、借地の相場感等も踏まえたうえで金額の提示を行い無事地主さんが買い取ることで話がまとまりました。

不動産会社でも普段から底地や借地を手がけていないところでは相場観や地域による慣習もわからないことが多々あります。実績や経験値があるプロに相談されることを改めてお勧めいたします。