底地借地のおはなし

底地借地権に関するこれまであった相談やお悩みから学ぶことで人生がハッピーになる方法

地代の適正金額

地代の適正金額というものはあるの

うちの地代は適正な金額なのか、ひょうっとしたら高いのでは?という疑問をもたれる借地人さんがおられます。

地代の計算方法はいくつかありますが、当社での基準としているのは

 

住宅地の場合の地代(年間) 【固定資産税等の額】×3~5倍前後

 

商業地の場合の地代(年間) 【固定資産税等の額】×7~8倍前後

 

お住まいの役所にいけば、固定資産税の評価額を閲覧できます。その評価額から計算した固定資産税等の額と、毎月の地代(×12ヶ月分)を比較すると、地代が高い安いかの大凡の目安はつきます。

 

私共でも固定資産税の評価額を提出いただくと、周辺の環境や市況等を鑑みた適正と思われる地代を算出いたします。おおよそですが上記に記載したような金額にほぼ収まるケースがほとんどです。

稀に地代の金額が高い場合がありますがその際は私共にて地代の減額を地主さんのほうに交渉することもあります。

 

地主さんが地代の引き下げに応じない場合には、次の手段として裁判所に「地代減額請求」を起こします。

地代の減額請求をおこして金額について妥当性がでたとしても、裁判をおこなうため地主さん借地人さん双方でのしこりのようなものがのこります。

地代の件で裁判を起こされた、借地人が今後何か言ってきても応じるのはよそうなど感情的なしこりです。

今後も地主さんと借地人さんの関係をうまく保ち続けたいと考えるのであれば裁判は得策ではありません。

 

もしどうしても地代について納得行かない方には別の提案もしております。

もしどうしてもこの地代を払い続けるのが嫌で、どうしてもこの場所に住む理由がお有りでなければ、いまお住いの借地権を売却して別の場所で所有権を持つことを考えられてはどうでしょう」

借地人さんが借地権を売って別の場所の所有権を持ちたいという希望があれば、借地権の売却、所有権の土地探しまで私達はおこなっております。